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天草宝島ラインの歩み① ~松島(前島)港編~

天草宝島ラインは先日迎えた10周年を機会に利用者が減少していた本渡~松島間を休止し、

利用者が急増している松島(前島)~三角を増便して運航をしています。

それに従って母港が本渡港から松島(前島)港に変更となりました。

 

松島(前島)港は実は正式には港ではなく行政の定義では海岸線となっており、

漁港でも特定港でもありません。

当社が平成3年ごろに遊覧船事業に進出した際に旧松島町の国民宿舎「まつしま苑」があったこの場所に町から許可を受けて桟橋を設置したのが松島(前島)港の始まりです。

 

 

 

平成9年ごろの松島(前島)港の写真です。

 

まだ国民宿舎の庭先のような雰囲気でした。

当時はほのぼのした雰囲気の乗り場だたと記憶しています。

 

 

次に天草宝島ラインが就航した平成21年頃の様子です。

 

国民宿舎は経営悪化の為に閉鎖され、柵に囲まれていました。

勿論、乗り場付近には何もなく隣接する天草パールセンターが唯一の食事・買い物が出来る場所。

お客様から「本当に何もない港ですね」と言われることも頻繁にありました。

 

 

 

次に特急「A列車で行こう」が就航した平成23年10月の様子です。

 

国民宿舎は解体され更地に。

地元上天草市が少しでも雰囲気を良くしようと植栽やベンチ・パラソル等をご準備頂き

多少は南国の雰囲気を感じる港になってきました。

 

 

平成27年7月にリゾラテラス天草が開業し、劇的な変化が訪れました。

 

 

これは上天草市が進める前島地区総合開発の一環で整備が進められた事業の第1弾で

「藍のあまくさ村」手掛ける藍の村観光が手掛けております。

これまで何もなかったと言われていた港が突然「とてもお洒落な港ですね」と言って頂けるようになりました。

 

 

そして今年の10月に上天草観光交流拠点施設が開業します。

 

 

 

当施設は当社と九州産交グループが指定管理者として運営予定で

カフェ等の飲食店や観光インフォメーション、

ボルタリングやマリンスポーツなどのアクティビティ、

レンタカーやレンタサイクルなど行う複合施設となる予定です。

 

このように天草宝島ラインが原動力となって前島地区の再開発・発展が進みました。

10年で地域はこれだけ変わります。

これからも地域振興へ貢献出来る航路を目指していきたいと思います。

 

その②につづく・・・・

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