シークルーズ
天草宝島ラインは運航10周年を迎えました。
平成21年4月1日に運航開始した定期航路「天草宝島ライン」は今年4月1日に10周年を迎えました。
過疎地で新規に公共交通の立ち上げという困難なチャレンジに挑んだ激動の10年間を過ごさせて頂きました。
厳しい状況での船出でしたが多くの皆様のサポートで航路を10年間維持することが出来ました。
地元上天草市をはじめ熊本県の両行政機関には港の整備等で多大なるサポートを頂き、
三角にて接続運航をさせて頂くJR九州・JR西日本の両社には言葉では言い表せないほどの多大なるご支援を頂きました。
そしてなによりご乗船頂きましたお客様のご利用がいちばんの支えとなりました。
改めまして心から感謝申し上げます。
さて、日本全国の地方において公共交通であるバス、鉄道、船、飛行機等は過疎化による沿線人口の減少により行政の補助なしで維持するのは困難な時代となっております。
高齢化が進展し、運転免許を返上する方が増え続け、公共交通の必要性が高まっているにもかかわらず運営各社は厳しい経営を強いられています。
そのような時代の中で弊社は10年間一度たりとも行政から運航補助金を頂かずに公共交通を維持しております。
このことは私共がいちばん誇りとしてしていることでもございます。
これからもお客様の目線に立った、利用者の皆様の満足度が高い公共交通を目指して参りますので今後ともご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
株式会社シークルーズ 代表取締役 瀬﨑公介
※余談ではございますが当航路の10年間の歩みをこれから数回に分けてご紹介をさせて頂ければと思います。