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シークルーズ

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

【上天草市松島町前島エリアの写真:2025年1月1日撮影】

 

旧年中は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。
元旦の天草は4年連続で素晴らしい快晴となりました。
2025年が皆様にとりまして本日の青空のように平穏な一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

2024年はコロナ禍から観光業界が完全復活となり、熊本県においては熊本空港に次々に国際線が就航。2024年末の時点でソウル、釜山、香港、台北の4路線で週40便という地方空港としては国内有数の状況となりました。2月からは高雄便も復活が決まっており、熊本県はさらに訪日外国人観光客の増加が期待されます。当社の定期航路及びイルカウォッチングもお客様の約半数が外国人となり、様々な言葉が飛び交い2019年を思い出すような活況となっております。2025年はさらに受け入れ態勢を充実させ国内、国外双方のお客様にご満足いただけるサービスを目指して参ります。

 

ミッションは「海の感動で人生を豊かに

昨年度、当社はミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を新たに策定致しました。当社の事業は大きく分けて、旅客船事業部・マリーナ事業部・宿泊事業部の3部門あり、それぞれのMVVを定めました。ただし、経営方針の柱となる全社的なミッションは必要であり、それが「海の感動で人生を豊かに」となります。すべての事業が海を活用したものである当社のサービスを通じてお客様へ天草の海の素晴らしさ、付加価値、ヒストリーとストーリーをお伝えし、海の感動がお客様の人生の豊かさに繋がることを目指して参りますので、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

災害からの復興のノウハウを共有

正月早々に発生した能登半島地震や7月に山形県・秋田県で豪雨災害が発生するなど残念ながら2024年も日本列島で自然災害が相次ぎました。インフラの復旧は東日本大震災、熊本地震、熊本豪雨などを経て、国を中心に行政側には多くのノウハウが蓄積され迅速な支援体制の確立や各種補助金の充実が取り組まれてきましたが、民間側のなりわいの再建手法に関してはまだまだノウハウの共有が出来ていない状況です。そこで、当社では熊本豪雨からの奇跡的な復興を遂げた球磨川くだり株式会社の再建手法の蓄積を活かした社会貢献活動として、2024年2月に能登半島の観光事業者向け復興セミナーへ登壇しノウハウの提供を行いました。また、山形北部豪雨においては川下り業界の同業者へ再建のノウハウ提供だけでなく、国へのパイプ役となり各種支援の橋渡しをさせて頂きました。これ以上自然災害は発生して欲しくはないですが、地球温暖化や南海トラフの可能性もありかなりの確率で災害の発生が予想されます。今後も当社にできる社会貢献活動として自然災害時のなりわい再建支援の活動を積極的に行っていきたいと考えます。

 

 

地域活性化へ更なる貢献を目指す

これまで当社は自社の事業だけでなく、自治体や地元民間企業の皆様と連携しながら上天草地域の観光産業の発展に繋げてきました。そしてこれまでの取り組みが評価され、2024年9月に井不動産×NewsPicksが主催・運営する地域経済創発プロジェクト「POTLUCK YAESU(ポットラックヤエス)」が開催する日本最大級の地域経済の祭典「POTLUCK FES’24 Autumn」内で行われた地域経済創発のニュースターを発掘する「POTLUCK AWARD(ポットラックアワード)」にてグランプリを受賞することが出来ました。

 

POTLUCK AWARD2024グランプリを受賞!

 

その反響もあり、本年は続々と視察のご依頼を頂いております。現在最も重要な地域活性化の概念として「公民連携」が挙げられます。行政、民間の枠に囚われずに地域の総合力が問われる時代です。本年は視察事業を通じて、観光産業の進行に悩む自治体や地域、観光事業者の皆様にノウハウを提供し、全国の観光産業の発展に繋げていきたいと考えます。

 

本年もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

2025年 元旦

株式会社シークルーズ 代表取締役 瀬崎公介

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